本当にお金がない、どこからも借りれない。解決手段やセーフティーネットについて

本当にお金ない借りれない 公的サービス
  • 本当にお金がない。借りようと思っても、どこからも借りれない・・
  • 明日のお金がない。食べるものもなくてヤバい。

必要なのに本当にお金がない、どこからも借りられないし食べるものもない、ヤバい仕事するしかないかな・・・。緊急事態に陥ると誰でも焦ってしまい、よくない方向に物事を考えてしまうことも。そんな緊急事態、消費者金融や公的融資制度など、知っておきたいセーフティーネットや解決手段をまとめます。

この記事の監修者
監修者税理士法人asitao

税理士法人asitao
税理士法人として、法人・個人の経理指導や税務申告、資金繰りをサポート。ファイナンシャルプランナーや公認会計士も所属しており、クライアントのお金に関する課題を解決。

借りれない…相談にのってくれる金融機関はまだあるかもしれない

銀行系金融機関や大手消費者金融は審査が厳しく、借りたくても借りれない場合がありますが、中小消費者金融なら検討してもらえるかもしれません。中小消費者金融は独自の審査基準を設けており、銀行カードローンや大手消費者金融で審査落ちした人にも貸付しています。

例えば、過去に自己破産や債務整理をした金融ブラックの人であっても、現在ある程度収入があり、返済能力があると貸付してもらえる可能性があります。また、主婦(夫)・学生など安定した収入がない人でも条件によっては借りることができます。独自審査のため、会社ごとに借りれる借りれないの特徴があります。まだ中小消費者金融に相談していないようでしたら、一度相談してみることをオススメします。

中小消費者金融はTVCMなどやっていないため知らない会社も多いでしょうが、貸金業として金融庁に登録している会社であれば安心です。

ブラックでも相談できる中小消費者金融

中小消費者金融即日融資の可否おすすめポイント
セントラル可能(Web申込の場合14時まで、無人店舗の場合16時頃までに申し込むと良い)無人機や全国セブン銀行ATMから借りられるなどインフラが整っている。中小消費者金融には珍しい初回30日間無利息サービスあり
フクホー必要書類が多いためほぼ不可能自己破産経験者でも現在安定した収入があれば審査通過の可能性も。他社借り入れ4社以上でも審査に通った口コミあり。借り換えローンも。
フタバ平日の16時までに手続きが完了していれば即日融資できる可能性も。返済日の交渉ができる。他社借り入れ4社までなら借りれる可能性あり。配偶者貸付に対応しているた、え専業主婦でも借りれる可能性あり。初回30日間無利息期間あり。
キャネット北海道、関西、九州青森在住の人は可能性有りブラックリストの人でも審査通過報告あり。主婦や自営業、パートやアルバイトでも利用でき、学生でも20歳以上であれば利用できる。
アロー午前中にWeb申込み〜審査、在籍確認まで完了した場合。即日融資できる可能性有り。中小消費者金融では珍しく専用アプリあり。Web完結で郵送物なしで手続き可能なので家族にバレにくい。借り換えローンもあり
いつも可能大手なみの融資スピードに定評。初回60万円以上の借入なら60日間無利息。

明日の生活費がない・・・一時しのぎに後払いアプリ

お金がない緊急事態のとき、借金返済などで現金が必要でない場合は、後払いアプリで一時的にしのぐことも可能です。仕組みとしては、プリペイドカードを提供している会社が発行しているアプリをインストールしてバーチャルカードを発行し、審査なし後払いとしてバーチャルカードにチャージする方法です。与信審査などはなく、SMS認証など簡単な手続きで利用可能です。審査がないため、現在無職の人、金融ブラックの人でも利用できる後払いアプリです。

チャージできる金額は多くはありませんが、チャージ後すぐにネット通販で利用できますので(カードによっては店舗でも利用可)、数日間の食べるものや生活必需品は十分まかなえます。便利な後払いチャージなので、チャージ手数料が割高ですが、緊急事態にすぐ利用できる審査なし後払いアプリとして検討してみてください。

公的融資制度に助けてもらおう

公的融資制度まとめ

消費者金融や後払いアプリを紹介しましたが、いずれも民間企業からの貸付であるため、どうしても借りれないときがあると思います。ここでは、セーフティーネットとなる公的融資制度をまとめます。金融機関や消費者金融からの借入がある人、金融ブラックの人、現在無職の人でも借りられる制度があるかもしれません。
厚生労働省:生活福祉資金貸付条件等一覧

総合支援資金

総合支援資金は、生活支援費・住居入居費・一時生活再建費の3つがあります。生活支援費は生活再建までの間に必要な生活費用として借りることができ、2人以上の世帯で月20万円以内、単身世帯なら月15万円で、原則貸付期間は3ヶ月以内です。住居入居費は敷金・礼金等住宅の賃貸契約を結ぶために必要な費用で40万円以内です。一時生活再建費は、以下のような今後の生活に必要は費用に利用することができ、60万円以内までとなります、

  • 一時的に必要かつ日常生活費で賄うことが困難である費用
  • 就職・転職を前提とした技能習得に要する経費
  • 滞納している公共料金等の立て替え費用
  • 債務整理をするために必要な経費  等60万円以内です。

福祉資金

福祉資金には福祉費緊急小口資金の2つあり、福祉費は事業費や住宅の増改築、障害者の自動車購入や災害を受けた時、観光総裁に必要な経費などかなり幅広い用途で利用できます。資金の用途によって上限金額は変動しますが、貸付限度額は580万円以内です。
緊急小口資金は、緊急かつ一時的に生計の維持が困難となった場合に利用できます。現在は、新型コロナウイルスによって収入が減った方向けに、貸付限度額を増額して利用できるようになりました。従来は10万円が限度額でしたが、令和4年6月末日まで20万円に増額しています。(令和4年3月現在)コロナの影響を受けていなくても高齢者がいれば緊急小口資金の利用対象世帯になりますが、返済能力のない無職の方は原則利用できません。

教育支援資金

教育支援金には教育支援費と就学支援費があります。教育支援費は低所得世帯の学生が高校や大学、高専に就学するのに必要な費用が対象となり、1ヶ月3.5〜6.5万円借りられます。就学支援費は入学に当たって必要な費用が対象となり、50万円以内で借りられます。他にも、国の教育ローンとして日本政策金融公庫が貸付しています。

不動産担保型生活資金

不動産担保型生活資金とは、不動産担保型生活資金と要保護世帯向け不動産型生活資金の2種類あります。どちらも一定の居住用不動産を担保にして生活資金を貸付ける制度です。不動産担保型生活資金は低所得の高齢者世帯を対象にしており、最大で月30万円ほど借りられるのに対し、要保護世帯向け不動産型生活資金は要保護の高齢者世帯を対象にしているので、借りられるお金は生活扶助額の1,5倍以内となっています。

母子父子寡婦福祉資金

母子父子寡婦福祉資金は、20歳未満の児童を扶養しており配偶者がいない場合、男性女性問わず利用できます。生活資金や医療介護資金、就職支度資金など、様々な用途にあわせて貸付を行っており、それぞれ条件や限度額、貸付期間など異なります。

これらの公的融資制度ですが、融資までに時間がかかる点がデメリットとなります。今日明日のお金に困っている、という緊急事態には解決策とならないかもしれません。公的融資制度では間に合わないからといっても、闇金からの借入や闇バイトを頼るのは避けてください。

公的融資制度が利用できなくとも、他の公的サービスを紹介してもらえるかもしれません。まずは相談してみましょう。また、公的融資制度ではないものの、相談できるセーフティーネットはまだ存在します。次項でまとめます。

法テラス・生活サポートにも相談してみよう

今日明日のお金に困っている、どこからも借りれない、公的融資制度では間に合わない。そんなときは法テラスや生活サポート基金に相談してみましょう。

法テラス

日本司法支援センター、通称法テラスではお金の問題で悩んでいる方を対象とし、専用の相談窓口を設けています。「お金がないけれど借りれない」「借金を抱えていて生活が苦しい」「返済が遅れていて首が回らない」など、お金の問題を弁護士に相談できます。もちろん無料で利用できます。一部利用基準もありますが、基準を満たせば、無職の人や金融ブラックの人でも相談可能です。弁護士の視点から、具体的な解決策をアドバイスしてもらえるかもしれません。まずは相談してみましょう。

生活サポート基金

一般社団法人生活サポート基金は、困窮者の生活を立て直すことを目的とし、多重債務者や金融機関の審査に落ちた人を対象に融資を行っています。融資以外にも、困窮者の方が抱えている悩みを解決する相談事業も行っています。主に関東圏に住んでいる方がサポート対象となりますが、関東圏以外に住んでいる方でも、生活サポート基金と連携している社団法人・NPOを紹介してもらえるかもしれません。相談はもちろん無料です。まずは相談してみましょう。

最終手段?ヤミ金やクレジットカード現金化などは避けよう

「ソフト闇金」といった言葉が出回っていますが、実態は闇金と同じです。国や都道府県に貸金業として登録しておらず、違法な金利でお金を貸付し、違法な取り立てを行います。法律で決められている金利上限を上回る高い金利での貸付となり、一度借りると返済できないことが想定できます。利用しないようにしましょう。

また、クレジットカードの現金化についても、街中の広告などで目にしたことがあるかもしれません。クレジットカードで商品を購入し、購入した商品を業者に買い取ってもらって現金を手に入れる方法ですが、後々クレジットカード利用分を返済する必要があり、換金率もよくありません。

クレジットカード会社の規約違反となり、今後クレジットカードが利用できなくなるリスクもあります。クレジットカードが利用できる場合の選択肢になると思いますが、キャッシング枠を利用するほうが安心でしょう。

最終手段は生活保護。借金がある場合は債務整理も必要

セーフティーネットの最終手段となる生活保護。今日明日にお金が必要である場合、今から生活保護を申請しても間に合いませんが、公的融資制度や法テラスに相談を進めていくなかで、生活保護について話が挙がると想定されます。

生活保護と借金についてまとめていますが、仮に生活保護を受給することとなっても今抱えている借金は消滅しません。また、生活保護費を借金返済にあてることもできませんし、借金をほったらかしにしていると金利が膨らむ一方です。そのため、借金がある状態で生活保護を申請する場合、自己破産などの債務整理が必要となります。生活保護申請時に借金の有無について確認されると思いますが、生活保護の調査や審査結果には影響しないので、隠さずしっかり伝えましょう。

まとめ

お金がなくて借りれない場合、まだ中小消費者金融に相談してないようでしたら一度相談してみましょう。独自の審査基準であるため借りられる可能性もあります。現金の支払いは必要ないけれど、生活費が底をつき数日しのぐ必要がある場合は、後払いアプリを活用しましょう。利用できる金額は多くないですが、数日間の生活費はまかなえます。

消費者金融や後払いアプリなど民間サービスの利用が難しい場合、公的融資制度や法テラス・生活サービス基金を頼りましょう。まずは相談してみてください

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