- お金借りる予定だけど、アコムとアイフルってどちらが良いの?
- カードローンって、大体どこの会社も同じ?
これからカードローンでお金を借りたいと考えている方の中には、「どこの会社にすれば良いの?」「各社の違いがよくわからない・・」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。最近では、キャッチ―なテレビCMをはじめ様々な媒体で消費者金融の広告を目にする機会が増えました。大手消費者金融のカードローンはどこの会社も同じなのでしょうか。
ここでは、大手消費者金融「アコム」「アイフル」両社の商品詳細や利便性、審査通過率、利用バレの可能性などについて徹底比較します。
アコムとアイフルはどちらがお得?金利や返済シミュレーションについて
アコムとアイフルは、両社とも認知度が高い人気の大手消費者金融です。アコムは三菱UFJファイナンシャルグループ、アイフルは銀行グループではなく、いわゆる独立系消費者金融です。どちらを利用するのがお得なのでしょうか。まず、アコムとアイフルの商品詳細を見てみましょう。
【カードローン商品比較】
項目 | アコム | アイフル |
貸付利息(実質年率) | 3.0%~18.0% | 3.0%~18.0% |
契約極度額 | 800万円 | 800万円 |
審査・借入スピード | 最短30分 | WEB申込みなら最短25分 |
返済方式 | 定率リボルビング方式 | 借入後残高スライド元利定額リボルビング返済方式 |
返済期間・回数 | ・1回の支払いにつき35日以内または毎月払い ・最長9年7カ月(1~100回) | ・1回の支払いにつき35日以内または毎月約定日払い ・最長14年6カ月(1~151回) |
貸付対象 | ・18歳以上(高校生を除く)72歳以下の人 ・安定した収入と返済能力を有する人 ・アコムの基準を満たす人 | ・満20歳以上69歳までの人 ・定期的な収入と返済能力を有する人 ・アイフルの基準を満たす人 |
担保・連帯保証人 | 不要 | 不要 |
遅延損害金(実質年率) | 20.0% | 20.0% |
WEB完結 | 可能 | 可能 |
カードレス | 対応 | 対応 |
自宅への郵送回避 | 可能 | 可能 |
無利息サービス | 30日間金利0円 ※契約日の翌日から | 最大30日間金利0円 ※契約日の翌日から |
借入れ方法 | ・振込 ・アコムATM ・提携先ATM | ・振込 ・スマホアプリ ・アイフルATM ・提携先ATM |
返済方法 | ・インターネットバンキング ・スマホアプリ ・アコムATM ・提携先ATM ・振込 ・口座振替 | ・スマホアプリ ・アイフルATM ・提携先ATM ・振込 ・口座振替 |
商品詳細から、金利や限度額などの基本的なスペックは同じであることがわかります。
審査スピードはアイフルの方がやや早く、インターネットからの申し込みであれば24時間振込に対応していることから、お急ぎの方にオススメと言えます。一方アコムは、初めての利用前に「3秒診断」で簡単に借入診断できることや、返済方法の種類が多いことが魅力です。
両社とも、借入限度額は同じですが、月々の最低返済額は異なります。アコムは借入限度額、アイフルは借入額によって最低返済額が変わるため、両社が公式サイト上で提供しているシミュレーションを利用して確認してみるとよいでしょう。借入希望額・借入利率・返済回数を入力すると、毎月の返済金額がわかります。
- アコム ご返済シミュレーション
- アイフル ご返済シミュレーション
どちらが審査落ちしてる?審査通過率について
審査の難易度についてはどうでしょうか。公表していない企業もありますが、大手消費者金融の審査通過率(成約率)は約40%程度です。アコムとアイフルの審査通過率はどうなっているのでしょうか。
アコム 41.2%(※アコムマンスリーレポート2021/10月~2022/3月通期) アイフル 32.9%(※アイフル月次推移表より2021/4月~2022/3月通期)
この数値を見ると、アコムの審査通過率が高いため、「アイフルの審査は厳しい」と感じるかもしれません。しかし、アイフルの審査基準が他と比べて特別厳しいわけではありません。
大手消費者金融の審査には共通点が多く、①安定した収入があるか、②他社借入状況はどうか、③信用情報に問題はないか、といった点を重視しています。時期によって申込者数も増減するため、審査通過率も変動します。どちらが審査に通りやすいとは一概に判断はできません。非公表の企業もありますが、気になる方は各社の開示情報をチェックしてみるとよいでしょう。
アイフルはバレない?アコムはバレる?利用バレの可能性について
カードローン利用の際、多くの方が心配される利用バレのリスクについてはどうでしょうか。
在籍確認について

カードローンの利用バレリスクとして最も懸念されるのが、職場への「電話による在籍確認」です。アコムとアイフルでは在籍確認に違いはあるのでしょうか。
項目 | アコム | アイフル |
在籍確認の詳細 | 電話での在籍確認 ※相談可 | 原則電話なし ※公式HPに記載 |
アイフルは、公式HPにも「電話による在籍確認は原則なし」と記載されており、書類による在籍確認を行っています(場合によっては電話連絡が入るケースもあり)。
一方、アコムは原則として電話での在籍確認を行っています。事前にアコム担当者に相談することで書類による在籍確認に切り替えられる場合もあるようですが、原則としては電話での在籍確認が行われています。
職場への電話連絡を確実に避けたい場合はアイフルの利用を検討するとよいでしょう。
Web完結(郵送物・カードレスについて)
郵送物・カードレスの対応についてはどうでしょうか。申し込みから契約までをWebで完結することで、自宅への郵送物を回避でき、家族への利用バレを防ぐことができます。
項目 | アコム | アイフル |
Web完結 | 対応 | 対応 |
カードレス対応 | 可能 | 可能 |
両社ともにWeb完結・カードレス契約に対応しており、この点については同様のサービスが提供されています。
利便性は?自動契約機や手数料について

自動契約機の設置状況や手数料についてはどうでしょうか。
アコムとアイフルは自社の自動契約機やATMで利用可能です。自動契約機の全国設置数は両社ともほぼ同数で、営業時間も9:00~21:00と同じです。自社ATMについては、アコムの方が営業時間は長く、深夜や早朝利用ができるため利便性が高くなっています。
項目 | アコム | アイフル |
自社ATM営業時間 | 24時間 ※月曜1:00~5:00は除く | 7:00~23:00 |
両社とも提携している全国のコンビニ・銀行ATMで利用でき、24時間利用ができる点は同じです。提携コンビニATMは両社とも同じですが、提携銀行ATMについては、アコムのほうがやや提携先が多くなっています。提携ATMの利用手数料は、両社とも同額です。
【提携ATM手数料】 1万円以下の場合 110円、1万円超の場合 220円
提携ATMの利用時には所定の手数料がかかるため、手数料無料で利用できる自社ATMが近くにある場合は、利便性やコスト削減の点でメリットとなります。営業時間が長く、深夜早朝利用のできるアコムATMが近くにある場合は、提携ATMを使わず自社ATMを利用するとよいでしょう。
女性専用の商品やサービスも違う点はある?
カードローンの中には、女性向けの商品やサービスを提供している事業者があります。アコムやアイフルはどうなっているでしょうか。
アコムでは「働く女性のカードローン」、アイフルは女性が安心して利用できるカードローンとして「SuLaLi」と、両社とも女性専用の商品を提供しています。それぞれの商品を見てみましょう。
アコム【働く女性のカードローン】
貸付対象 | 20歳以上の安定した収入のある女性 ※パート・アルバイト・契約、派遣社員可 |
融資限度額 | 800万円 |
借入利率 | 3.0%~18.0% |
返済方式 | 定率リボルビング方式 |
返済期間・回数 | ・1回の支払いにつき35日以内または毎月払い ・最長9年7カ月(1~100回) |
遅延損害金 | 20.0% |
担保・連帯保証人 | 不要 |
無利息サービス | あり(30日間無利息) |
用途 | 自由 |
女性専用ダイヤル | あり 0120-39-9197 |
アコムのレディースローンは、利用者がのべ250万人を超えており、多くの女性に利用されています。アコムのレディースローンの一番の特徴は、基本スペックです。通常のカードローンと比べ、レディースローンの限度額を低く設定している事業者もある中、アコムは通常カードローンとレディースローンは同様のスペックとなっており限度額・金利が同額です。
通常カードローンで提供されている便利な「3秒診断」も利用することができます。ネットから24時間申し込みができ、審査は最短30分とスピーディーで即日融資にも対応しています。初めての契約で、最大30日間無利息サービスもあり、来店不要でスマホでの借入・返済が可能です。また、女性専用ダイヤルが設置されており、すべて女性スタッフが対応してくれる点も魅力です。
アイフル【SuLaLi】
貸付対象 | 20歳以上の安定した収入のある女性 |
融資限度額 | 10万円 ※増額希望時は再度審査が必要 |
借入利率 | 18.0% |
返済方式 | 借入後残高スライド元利定額リボルビング方式 |
返済期間・回数 | ・1回の支払いにつき35日以内または毎月払い ・借入後最長2年8か月、1回~32回 |
遅延損害金 | 20.0% |
担保・連帯保証人 | 不要 |
無利息サービス | あり(最大30日間無利息) |
用途 | 自由 |
女性専用ダイヤル | あり SuLaLi専用ダイヤル(問い合わせ) 0120-201-656 |
アイフルの「SuLaLi」は、女性が安心して利用できるカードローンとして人気です。アコムと違い、SuLaLiの基本スペックはアイフルの通常カードローンとは異なります。
一番の違いは、限度額が10万円と少額に設定されている点です。また、金利は18%と固定されていますが、10万円以内の利用なら毎月の返済額は4,000円となります(約定日払いの場合)ローンカードは、女性向けに限定デザインカードが提供されており、女性オペレーターによる専用ダイヤルも開設されていて安心して利用に関する相談ができます。
申し込みから契約については、アコムと同様に来店不要でWebで完結が可能ですが、アイフルの通常カードローンの在籍確認と違い、SuLaLiでは電話による在籍確認が必要となりますので留意しておきましょう。
結局どちらを選べば良い?それぞれのおすすめポイント
ここまで、アコムとアイフルをポイントごとに比較してきました。それぞれに利用メリットがありますが、どちらを選べばよいでしょう。各社ごとのポイントをまとめます。
- アコムATMが近くにある人
- 認知度の高い消費者金融で借りたい人
- 返済方法が多い方がいい人
- アイフルATMが近くにある人
- 電話による在籍確認を避けたい人
- すぐにお金が必要な人
両社ともに、融資までのスピードや審査通過率には明確な差がないことをお伝えしてきました。提携ATMを利用することで、全国各地で24時間利用が可能ですが自社ATMが近くにあれば、手数料無料で利用することができるためオススメです。
レディースローンは、両社ともに女性が安心して利用できるサービス提供がされていますが限度額が大きく異なる点に気を付けましょう。また、カードローン利用バレが気になる場合は、在籍確認が書類でできるアイフルがより安心です。
プロミス・レイクALSA・SMBCモビットもまとめて特徴を比較!
ここまで、アコムとアイフルの比較をしてきました。他の大手消費者金融との違いはどうでしょうか。大手消費者金融のスペックを見てみましょう。
社名 | プロミス | アイフル | アコム | レイクALSA | SMBCモビット |
金利 | 4.5%~17.8% | 3.0%~18.0% | 3.0%~18.0% | 4.5%~18.0% | 3.0%~18.0% |
借入限度額 | 最大500万円 | 最大800万円 | 最大800万円 | 最大500万円 | 最大800万円 |
審査・融資時間 | 最短30分 | 最短25分 ※WEB申し込みの場合 | 最短30分 | 最短60分 | 即日(※1) |
無利息期間 | ・初回「借入」の翌日から30日間無利息 | ・初回契約日の翌日から30日間無利息 | ・初回契約日の翌日から差最大30日間無利息 | ・初回契約日の翌日から60日間無利息(Web申し込み限定) ・初回契約日の翌日から借入金額の5万円まで180日間無利息 ※併用不可 | なし |
借入方法 | ・自社ATM ・提携ATM ・銀行振込 | ・自社ATM ・提携ATM ・店頭窓口 ・銀行振込 | ・自社ATM ・提携ATM ・店頭窓口 ・銀行振込 | ・自社ATM ・提携ATM ・銀行振込 | ・三井住友銀行ATM ・提携ATM ・銀行振込 |
手数料無料 ATM | ・自社ATM ・三井住友銀ATM | ・自社ATMのみ | ・自社ATMのみ | ・自社ATMのみ | ・三井住友銀行ATM |
WEB完結 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
女性専用商品 | あり | あり | あり | なし | なし |
※1:申込みの曜日・時間帯によっては翌日以降の取扱いとなる可能性あり
金利を比較すると、プロミスは最大17.8%と他社と比べ低く設定されています。無利息期間サービスは、レイクALSAが他社と比べ充実しています。女性専用商品やサービスは取り扱いのない事業者もありますが、女性専用ダイヤル等がなくても安心して相談できるサービス体制が整っています。
金利やATMなど、各社ともに充実しておりあまり違いがありませんが、早く借りられる点を重視した場合、アイフルがオススメです。
まとめ
大手消費者金融のアコムとアイフルの比較をまとめました。金利や限度額、一部サービスは同じですが、審査スピードや審査通過率にやや違いが見られます。また借入方法や対応時間帯にも違いがあるため、他の大手消費者金融も含めて自身にあった商品を吟味して利用してみてください。