更新日:2018/10/19

交通事故の被害者が健康保険や労災保険を使うメリット

交通事故は健康保険が使えないと思われていますが、実際は交通事故によるけがの程度が重い場合や、被害者の過失が大きい場合は治療に健康保険や労災保険(労働者災害補償保険)を使った方が良い場合があります。
それは、保険診療ではない自由診療では一般に保険診療の治療よりも点数の単価が高いため治療費が高額になるからです。
保険診療だからといって一般的には医師が不十分な治療をすることもありません。
自分が被害者であるのに、自分の健康保険などを使うのは疑問を感じる場合もありますが、被害者に過失がある場合は過失割合に応じて、損害賠償額が減額されるけれど、健康保険が被害者の過失部分を負担しますので、その点でも被害者が有利となります。

さらに、交通事故で自由診療と保険診療を比べて、保険診療が被害者にどのくらい有利になるかは自由診療と保険診療の金額比率によって異なりますが、自賠責保険の傷害による損害の支払額は120万円ですから、加害者が任意保険未加入等の理由で損害賠償額を負担する能力がない場合は、被害者が治療費を負担しなくてはならない場合もありますから、そのためにも保険診療がよいと思われます。

健康保険を使う場合は、健康保険被保険者証を病院窓口に提示することで保険診療を受けることができます。この場合、被害者は保険者(健康保険組合や市町村など)へ「第三者の行為による傷病届」を提出する必要があります。

労災保険は業務上の災害と通勤災害の場合に限られ、被害者が「療養補償給付たる療養の給付請求書」を病院を経由して労働基準監督署に提出します。被害者の勤務する事業場の労働基準監督署長に「第三者行為災害届(交通事故による災害用)」も提出します。
ただし、健康保険の医療機関がほとんど全部の病院となっているのに対し、労災病院または労災指定病院は、数が少ないので注意が必要です。

自賠責保険・労災保険・健康保険のどの保険で治療するのがよいかお悩みの方へ
交通事故で負傷し、入院や通院をすることになった場合に、自賠責保険・健康保険・労災保険のいずれかが使えます。(労災保険は業務中や通勤途中などの事故である必要があります)
どの保険による治療を選べばよいかというと、特にどの保険を優先して使わなくてはならないという決まりはありませんが、被害者の立場からすると、加害者が任意保険未加入で、資力がない場合などは、健康保険を使うのが有利となるでしょう。
それは自賠責保険から出る傷害事故の最高限度額の120万円がなくなる場合に備えて、健康保険を使って60万円の治療費がかかったとしても、自賠責保険からの残り60万円を休業補償などの賠償に回すことができるからです。というのは自賠責保険や任意保険は自由診療が認められるので、健康保険を使わなかった場合は、それより高い単価で治療費がかかってしまう場合があるためです。

実務上は、交通事故の治療費については加害者が任意保険に加入していれば、一般的には医療機関と保険会社との間で、自賠責保険の分も含めて支払う一括払いのもとで病院から保険会社へ治療費を請求する取扱いが行われています。

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