更新日:2017/11/18

相続手続きをしないままでいると

相続手続きをしないままでいるとどうなるでしょう?すぐに遺産が国に取り上げられてしまうということもありませんし、罰則規定があるわけでもないので、しばらくはそっとしておいて、「そろそろ・・・」と納得が出来てから着手するということも可能です。
ただし、着手しないといつまでも亡くなった方の名義のまま、凍結された状態となります。そうすると以下のようなリスクが考えられます。

①相続関係が複雑になる
相続手続きを放置しているうちに、共同相続人の誰かが亡くなったり、認知症などを発症してまうなど、相続関係が複雑になっていくことがあるということです。
場合によっては、親の相続手続きを完了しないまま自分が亡くなった場合、自分の子どもに負担をかけてしまうということになります。
相続人の相続人が遺産分割協議に参加する場合は話がまとまるのが難しくなる可能性が高いでしょう。

亡くなった父親名義の自宅をそのままにしているうちに、母親が亡くなり、兄弟にも先立ってしまう者が出てきて未成年の子どもが相続人になった・・・となると、自宅であっても名義を変更するのは当初と比べて大変ややこしくなります。こういう場合は、相続関係がややこしくなるまでに、最初の段階で手続きをしておけば、もっとスムーズに手続きができたのに・・・ということになります。

②不動産を売却できない・担保にできない
不動産を名義変更しない状態では、不動産を売ることができません。売却するには必ず相続登記をすることが必要になります。
とりあえず名義を変えないまま、誰かが固定資産税を負担しておいて、必要になれば相続登記をすればよいと考えているうちに、相続関係が複雑になってもちろん、不動産を担保に融資を受けようと思っても、相続人名義に変更していないと、その不動産を担保にお金を融資してもらうことはできません。
場合によっては他の共同相続人の債権者から法定相続の持分で不動産を差し押さえられてしまう可能性もありえます。

ですから相続人全員の合意が得られる場合は早めに手続きをしませておくのがよいでしょう。

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