更新日:2017/5/24

相手方の住宅ローンの連帯保証人になっている場合

夫が申込人となって不動産の住宅ローンを組んだ場合、妻がその連帯保証人になることはよくあります。
連帯保証人とは、主たる債務者である夫がローンを支払えなくなった場合に、夫に代わってその支払いをしなくてはならない立場のことをいいます。
当事務所では離婚協議書(公正証書)の作成のための相談の中でこのような話がよく出てきます。

土地も家も夫名義の名義の自宅に住んでいましたが、住宅ローンを2千万円以上残して、離婚することになりました。私は連帯保証人になっています。私は子どもと実家に帰りますが、夫は全然お金がないのでこのまま家に住んでローンを返済していきます。夫が返済できなくなった時が心配なので連帯保証人を変えたいのです・・・・

結論からいいますと、連帯保証人は、離婚したからといってその責任がなくなるわけではありません。離婚を理由に住宅ローンの連帯保証人から抜けるのは難しいといえるでしょう。連帯保証人から解放されるのは、基本的には連帯保証人になっている住宅ローンが完済された時です。

妻の連帯保証は夫との契約ではなく、妻と金融機関(銀行)との契約であるため、銀行の同意がなければ、たとえ離婚しても、妻は連帯保証を抜けることは出来ません。ローンの借主である夫は連帯保証契約には関係していないのです。

ですから、離婚後、何年も経っているのに、いきなり住宅ローン返済を要求される可能性もあるのです・・・

離婚にあたってどうしても住宅ローンの連帯保証から抜けたい場合は、妻に代わる連帯保証人(たとえば夫の両親や兄弟などで一定の収入や資産を持っている人)を準備できれば、銀行と交渉の上で連帯法証人を抜けられる可能性があります。

連帯保証人のまま離婚した場合、もしも元夫がローンの返済を滞った場合は、元妻にも督促が来ます。そして、返済ができない場合には、金融機関は担保である住宅を処分することになりますが、近年は不動産価格が下落傾向にあるため、購入価格をかなり下回る金額でしか売却できず、残った負債の支払いの請求が連帯保証人に求められます。
ですから連帯保証人を解除できなかった場合は、公正証書を作成して、もし、住宅ローンの支払いが滞り、主債務者である夫の支払いを妻が債務を肩代わりした場合に、夫に負担を求めること(求償権の行使)について、取り決めておくことをお勧めします。

離婚の困ったへのアドバイス

兵庫県加古川市・明石市・加古郡播磨町・稲美町・高砂市・姫路市の離婚相談・離婚問題・離婚協議書作成のための相談・公正証書作成をサポートします
上記地域以外でも(神戸市西区、垂水区、小野市、加西市、西脇市など)事前にご連絡いただき、事務所への来所が可能な場合はできる限り対応させていただいております。


style="display:inline-block;width:336px;height:280px"
data-ad-client="ca-pub-8657298958258102"
data-ad-slot="3723139678">

Copyright(c) 2006-2012 行政書士中野智子事務所 All Rights Reserved.
Produce by デザニュー