更新日:2017/3/29

離婚で住宅ローンはどうなるのですか

離婚にあたって、住宅ローンが残っているご夫婦は、「住宅ローンがややこしい」というのが本音でしょう。

たとえば、家を出ていく方の名義のローンが残っているのは心配ですし、連帯保証人を引き受けている場合は離婚するのだからからは外してほしいと思うのは当然です。
ですが住宅ローンは、銀行と住宅ローンの申込人(=債務者)の間で交わされた契約ですので簡単にそれらの名義を入れ替えることはできず、契約を変更する場合、必ず銀行の承諾が必要になります。

離婚と住宅ローンの関係では・・・

離婚後も夫(妻)名義の住宅に夫(妻)が住み続けて、不動産名義も住宅ローン名義も夫(妻)のままというパターン場合、住宅ローンの基本条件である「住宅ローンの契約者本人がその家に住み続ける」ので、銀行的に大きな問題とされることは少ないでしょう。

子どもの学校の関係などで妻(夫)が住み続けるために、夫(妻)名義の住宅を妻(夫)名義に変えて、住宅ローンも妻(夫)名義に変えるという場合は、妻(夫)に安定した収入があり、妻(夫)が住宅ローンの借り換えをできる状況にあれば、銀行的な問題となることはありません。
実質は住宅ローンを引き受ける妻(夫)が新たに住宅ローンを申し込んで、今までの夫(妻)名義の住宅ローンを一括返済するという手続きとなります。この場合、妻(夫)が単独で銀行で審査を受ける必要があるため、正社員として就業し、返済基準を満たす年収を得ていることが前提になります。
尚、離婚届を出す前に夫(妻)から妻(夫)へ自宅の所有権が移った場合は、住宅ローン控除は受けられないので離婚後に自宅の所有権移転をする事が大切です。

けれども現実的には、住宅ローンを配偶者が借り換えるという方法を選べるだけの収入がある場合は多くないため、配偶者が住み続けるけれど、不動産名義も住宅ローンも元のまま(例えば夫名義のままなど)で住宅ローンを払い続けるという選択をする夫婦が多いです。この場合、住宅ローンの返済は夫が続けて行う代わりに財産分与で夫が預貯金を多くとる、養育費の支払いを少なめにするなどの調整をとったり、賃借権を設定して妻に家賃を払ってもらうなどを行います。
その場合、
銀行は住宅ローンの契約者である夫が自宅を出て行く場合は、ローンの一括返済を求めてきたりするリスクもあるので対策が必要なこと、
離婚後夫が住宅ローンの返済が滞らせた場合、当然銀行は抵当権を行使してくること、(さらに妻が夫の住宅ローンの連帯保証人の場合、妻は自宅から転居する必要がある上に、住宅ローンの残債についての支払い義務も生じること)
夫は住宅ローン返済に加えて、新たに自分自身の居住費が発生するのでより多くの経済的な負担を強いられること、
夫が再婚して子供ができた場合など、元妻の住宅ローンは後回しにされる可能性が高いこと、
を頭に入れておきましょう。
この場合の対策として公正証書を作成して、もし将来に夫が住宅ローンの支払いを滞らせて妻が立替払いをした場合は、その立替払いした分を、夫の財産や給与に強制執行できるよう備えておくことが大切です。

style="display:inline-block;width:336px;height:280px"
data-ad-client="ca-pub-8657298958258102"
data-ad-slot="3723139678">

離婚と自宅の財産分与と住宅ローンの対応策


離婚の困ったへのアドバイス

行政書士中野智子事務所
兵庫県加古川市・高砂市・姫路市・明石市・加古郡播磨町・稲美町の離婚協議書・離婚公正証書作成・離婚届証人代行など協議離婚をサポートします。上記地域以外でも(神戸市西区、垂水区、小野市、加西市、西脇市など)事前にご連絡いただき、事務所への来所が可能な場合はできる限り対応させていただいております。

離婚の手続きのアドバイス

Copyright(c) 2006-2012 行政書士中野智子事務所 All Rights Reserved.
Produce by デザニュー