更新日:2020/9/2

支払う側、受け取る側それぞれのメリット

離婚の公正証書を作成する場合、金銭債務の支払いを履行しないときは、直ちに強制執行に服するなどの「強制執行認諾文言」を記載しておくと、裁判しなくても、すぐに相手の財産や給与の差し押さえ(=強制執行)ができるので、「受け取る側」は将来的に不安が少なくなります。
また、離婚の相手方に「約束を守らなければ強制執行される」というプレッシャーを与え、心理的に守らなければという気持ちにさせることもできます。

では「支払う側のメリット」は何でしょうか?
公正証書の中に、
「甲及び乙は、本件離婚に関し、以上をもって円満に解決したことを確認し、上記各条項の他、名義の如何を問わず金銭その他の請求や相手方の迷惑となる行為を一切相互にせず、離婚後の相手方の生活を尊重する」
「この公正証書に記載のないことは、一切支払いを請求されることはない」
など「清算条項」という文言を記載しておけば、
将来的に相手側から「慰謝料をもっと支払ってほしい」などといった要求をされたとしても、公正証書をもとにきっぱりと断ることができます。

清算条項の入った公正証書を作成しておいた場合、将来、相手方が裁判をおこしてきて、追加の慰謝料や財産分与を支払うといったリスクを回避できるメリットが支払う側にあります。

離婚の困ったへのアドバイス

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