更新日:2018/10/10

秘密証書遺言

秘密証書遺言は、公証人に遺言の存在を明らかにしてもらえつつ、内容については秘密にできる遺言です。
とはいうものの、自筆証書遺言や公正証書遺言と違い秘密証書遺言は作成する方が非常に少ないのが実情です。

作成にあたっては、ワ-プロや代筆による作成も可能ですが、署名と押印は必要です。
(日付の記載が遺言になかったとしても封筒に公証人が日付を記載するので、遺言が無効になることはありません)
遺言を作成した後、押印と同じ印鑑で封印した後、証人二人と共に公証人の前で、自分の遺言である旨を述べます。
(遺言内の印影と、封筒の封印の印影が異なる場合は秘密証書遺言は無効になってしまいます)
秘密証書遺言の公証人役場の費用は1万1000円です。

秘密証書遺言は公証人が関与するため、偽造や変造の恐れがなく、遺言書の存在は明確になるのですが、
遺言の内容までは公証されていないので、検認手続きが必要になること、遺言書の保管を自分で行うため紛失の危険性があります。

内容に不備があった場合には争いを生じたり無効になる可能性もありますが、
秘密証書遺言として、不備があった場合でも、全文を自筆で書いて、
自筆証書遺言としてみた場合に要件を満たしていれば、自筆証書遺言として認められますので
作成するにあたり、できれば全文自筆することをおすすめします。

作成手順

1.自分で遺言書を作成し署名押印する(代筆可能)
2.封筒に入れて遺言書の押印に使った印鑑で封印する
3.証人二人と共に公証人役場へ行く
 推定相続人・受遺贈者とその配偶者と直系血族・身成年者・公証人の配偶者等は証人になることができません。
 行政書士は国家資格者として厳格な守秘義務が課せられているので、プライバシ-が漏れる心配はありません。
4.公証人に遺言書を提出して自分の遺言書であることを述べる
5.公証人が日付と遺言書の申述を封紙に記載する
6.遺言者・証人・公証人がそれぞれ記名押印する

公正証書遺言

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