更新日:2017/7/30

交通事故の慰謝料の基準

自賠責保険基準・任意保険基準・裁判所基準

交通事故の慰謝料は「事故にあったときに被害者の受けた人的被害により生じた精神的苦痛に対する損害賠償金」です。
物的被害(=たとえば、自動車の損害やペットの怪我)には慰謝料は支払われません。
交通事故の慰謝料の基準は「自賠責基準」「任意保険基準」「裁判所基準」の3つに分かれ、どの基準で計算するかで賠償額が変わってきます。一般に自賠責保険基準が最も低く、裁判所基準が最も高額となっています。

怪我をして3カ月病院に通院した場合の慰謝料

自賠責保険基準・・・1日あたり4200円が支払われます。
被害者が3日に1度の割合で通院した場合、実際に病院に通った日数は30日になります。
自賠責保険では実通院日数の2倍(30×2=60日)と治療期間の日数(3カ月=90日)の少ないほうの日数をとるため、60日の方が少ないので4200円×60日=25万2000円になります。

任意保険基準・・・各社は基準を公表しておらず、違いがあるようですが、自賠責保険とほぼ同様か若干高い程度になります。

裁判所基準(弁護士会基準)
「赤い本」東京三弁護士会交通事故処理委員会「損害賠償額算定基準」
「青い本」財団法人日本弁護士連合会「交通事故損害額算定基準」
「緑の本」大阪弁護士会交通事故委員会「交通事故損害賠償額算定のしおり」
によるもの。 通常傷害や重傷などの基準はありますが、通常傷害で3カ月通院した場合、緑の本では72万円です。

これらを比べると同じ交通事故の通院慰謝料の算定でも、どの基準を採用するかによって、大きな違いがあります。

慰謝料の種類(傷害慰謝料・後遺障害慰謝料)
慰謝料は症状固定の前後で2つに区別されます。

症状固定前の慰謝料・・・休業及び治療により発生した傷害部分の賠償金
入通院慰謝料・休業損害・治療費・諸費用などが賠償金として請求でき、自賠責保険では120万円を限度として支払われます。任意保険会社との関係で、休業損害などの支払がない場合には、自賠責保険の被害者請求で申請が可能な場合がありますので、ご相談ください。

症状固定後の慰謝料・・・治療したけれど残ってしまった将来の後遺障害部分の賠償金
後遺障害慰謝料・逸失利益・介護費用などが賠償金として請求できます。自賠責保険では14級~1級の各保険金額(75万円~4000万円)が支払われます。

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