更新日:2017/5/24

むち打ち症の症状(頸椎捻挫)

交通事故でむちうち症になったという話をよく耳にします。
では、いったいむちうち症とはどのようなものなのでしょう?

交通事故による外傷は、主に打ち身・捻挫・骨折・頭部外傷などがあります。その中で、もっとも代表的な傷害で賠償上の問題を多く含むのが「むち打ち症」=「外傷性
頚部症候群」「頚部捻挫」です。
交通事故の多くは、この「むち打ち」に関するトラブルです。

むち打ち症は、正面衝突・側面衝突・追突などによって起こりますが、後方より衝突された「追突事故」によるものが約9割を占めるといわれています。むちうち症は比較的低速度の追突事故でも起きることが知られています。追突時にシートベルトを締めていたか、前を向いていたのか横を向いていたのかなどによって、事故時に首に加わる力や首の動きが異なることが知られています。
受傷直後にむち打ち損傷として特有な症状がでるものは少なく、数時間から翌日以降から症状が出るものが多いようです。

むち打ちにはおおまかに以下のタイプに分類されます。

頸椎捻挫型
頚椎の骨と骨の間にある関節包や骨の周囲にある靭帯などが損傷されたもので、むち打ちの7割以上を占めるといわれています。頚部(首)を動かした時の痛み・首が動きにくく運動制限される・首や背中がこる・頭痛・頚部の痛み・上下肢のしびれ・吐き気やめまい・耳鳴り・首や肩のコリやしこり・握力低下・疲労感などの症状があります。

バレー・リュー症候群型
原因は様々な説があり、はっきりとわかっていないようですが、頚部の両側を走行する血管に並行して走行する交感神経を損傷したしたことにより、倦怠感・熱感・不眠・肩こり・下痢や腹痛・頭痛や腰痛などの身体的な不快感が主な症状です。
これらは頸部の交感神経機能障害が原因とされており、特効薬はありませんが、頚部交感神経の緊張を緩和する目的で、星状神経節ブロック注射やトリガーポイント注射などが行われます。耳鼻科・眼科・内科などの客観的な所見は乏しく、自覚症状が主となります。

低髄液圧症候群(脳脊髄液減少症)
交通事故の「むちうち症」で頭痛・吐き気・めまい・耳鳴りなどの自覚症状が主で他覚的所見がないにもかかわらず、症状が長期化し、日常生活に著しい支障がある方がいらっしゃいます。
また、長時間にわたって頭部を起立した状態(立位・座位)の姿勢でいると症状が悪化し、横になると症状が緩和するといった特徴もあります。
これは髄膜のどこかが事故による衝撃で破れて、髄液が漏れだすことによって起こる症状ですが、核医学検査(脳シンチ)で発見されてブラッドパッチ療法で軽減させることができます。
これらの症状は今までは被害者の心因的なものとして片づけられてきましたが、近時、事故を原因として脳脊髄液が減少して、その圧力が低下したためにこれらの症状が起こるとの医学的説明をする医師が現れてきていますが、まだ医学界の意見もまとまっていない所から、脳脊髄液減少症の診断は極めて困難とされています。
実際、自賠責保険でも脳脊髄液減少症としての等級認定は現在のところされておりません。

神経根症状型
脊髄の運動神経と知覚神経が集まっているところを神経根といいます。神経根が、追突などの外力により引き伸ばされたり、圧迫や損傷を受けた場合、各神経根がコントロールしている部位に知覚障害・しびれ・麻痺・筋力の低下・反射の異常などが発症します。したがって「ここが痛い、あそこが痛い」と言っても、矛盾があれば嘘ということになります。
神経学的検査によって、他覚的所見が認められます。

腰椎捻挫の場合
腰痛・足のしびれ・かがみにくい・重いものが持てないなどの神経症状があらわれます。

むち打ち症はこれらの多彩な症状にも関わらず、レントゲンやMRI検査や脳波の検査をしても他覚的な所見が認められにくいことが多く、自覚症状のすべてを他覚的に裏付けるまでに至っていないため、被害者本人は日常生活を送っている上で各種の不快感感じているにも関わらず、後遺障害の等級が認定されないというのが、現実です。厄介なことに事故からかなり期間が経過しても、ひどい肩こり・頭痛・倦怠感・腰痛・めまいや吐き気・耳鳴りなどの自律神経症状が改善しない場合もあります。

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