更新日:2018/10/19

任意保険について

任意保険とは自賠責保険以外の自動車保険のことです。
自賠責保険には保険金支払い限度額があるため、自賠責保険でカバーしきれない損害は、任意保険から支払われます。
支払い限度額は加入者が選択できるため支払い限度額は加害者の契約した補償額となります。
(例えば、対人賠償保険は被害者1名につき最低2千万円から無制限まであります)
傷害による損害が200万円の場合、自賠責保険から120万円が支払われて、任意保険からは80万円が支払われます。
但し、請求しなければ原則2年で請求権は時効消滅してしまいます。

任意保険は自賠責保険のカバーしていない「物」に対しての損害も対象となりますので、自賠責保険の支払い限度を超える対人賠償や、対物賠償に備えて加入しておくと安心です。
任意保険には、対人賠償保険・自損事故保険・無保険車損害保険・対物賠償保険・搭乗者傷害保険・車両保険などがあります。
すべてがセットになったもの、車両保険のみ、いくつか選択して加入できるものなどがあります。
最近加入が増えているのは、対人と対物を組み合わせた自家用自動車保険です。
それは万一事故を起こした場合に、保険会社が加害者に代わって、被害者との示談交渉をしてくれるからです。そのため、示談交渉付保険とも呼ばれています。

但し、任意保険は、自賠責保険とは違い、過失相殺を厳格に適用しているので、被害者の過失割合どおりに減額されます。
例えば被害者の過失割合が2割で総損害賠償額が300万円の場合は、損害賠償額の20%の60万円が減額されて240万円が支払われます。
(300万円のうち120万円は自賠責保険から支払われ、自賠責保険は70%未満の過失は減額されないので減額されなくてもいいはずですが減額されます)

また、被害者の立場からすると、加害者が加入している任意保険会社は、交通事故における被害者の過失が非常に大きい場合を除いて、治療費を直接支払ってくれるので、被害者が治療費の心配をすることはないですが、示談交渉の段階になるまで、被害者は「どれくらいの治療費や入院費がかかっているのか」把握できてない場合が多く、一定期間までは面倒をみてくれたものの、それを過ぎたら被害者がまだ納得するまで治療やリハビリを続けたい段階で、休業損害や治療費の支払いが打ち切りになることも多いです。
「まだよくなる可能性はある」と思う場合は被害者の権利ですので、営利企業相手で大変と思いますが損害保険会社に主張しましょう。
示談の段階においては、自賠責保険と異なり、任意保険会社独自の支払い基準で金額提示をしてくるので、被害者が支払基準等を知らないために不当に低い賠償額で示談をしてしまう、被害者がその支払額に不満があって交渉期間が長引いた場合、自賠責保険への被害者請求の時効到来日を過ぎてしまう危険性があることも覚えておきましょう。

任意保険ではどの保険についても保険会社で支払いに関しての約款を作成しており、この内容に違反すると保険金が支払われない場合があります。事故を起こした場合は、保険会社への報告義務があり、これを怠るを保険金は支払われません。任意保険には免責条項(違反すると支払われない)があるので注意しましょう。


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